千葉市外壁塗装コラム

外壁塗装の頻度はどれくらい?塗料によって異なる耐用年数とは?

外壁塗装の頻度は、塗装に使用された塗料によって変わります。ここでは外壁塗装に用いられることが多いウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素、無機塗料の耐用年数や特徴についてご紹介します。また、耐用年数が経過していなくても外壁塗装が必要となるケースもありますので確認しておきましょう。

1.外壁塗装の頻度とは?

外壁塗装は住宅を建てるときに一度行えばおしまいではなく、外壁を雨水や紫外線から守るために定期的にやり直さなければいけません。面倒だと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、形あるものはすべてメンテナンスが必要です。とくに住宅は、照りつける暑い夏も雪が降る寒い冬も雨の日も風の日も、野ざらしで私たちの生活を守っています。そのため、定期的なメンテナンスを行ってはじめて、耐用年数を延ばすことができるのです。

外壁塗装に使用される塗料にはさまざまなものがあり、その種類によってメンテナンス頻度が変わってきます。代表的な塗料である「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「ラジカル塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」の5種類では、それぞれどれくらいの頻度で塗装し直す必要があるのでしょうか。

1-1.ウレタン塗料

ウレタン塗料とは伸縮性抜群の塗料で、光沢のある仕上がりが特徴です。8~10年の耐用年数となっているため、10年に1度は必ず塗装をし直す必要があります。5種類のなかでは最も安い塗料ですが、耐用年数も一番短いため1回当たりの塗料の費用を抑えたいという方にはウレタン塗料が向いています。

1-2.シリコン塗料

シリコン塗料は一番人気が高い塗料です。人気の理由は耐用年数が10~15年もあるのに、5種類のなかでは2番目に安いお手頃価格となっているからです。10~15年に1度の頻度で外壁を塗装し直しましょう。どの塗料を選ぶべきか迷ってしまうという方には、シリコン塗料をおすすめします。

1-3.ラジカル塗料

ラジカル塗料とは、発売されてから10年も経過していない新しい塗料です。耐用年数が14~16年と長いのに、シリコン塗料とほぼ変わらないか少し料金を追加するだけでこのラジカル塗料にグレードアップできます。この塗料の場合、15年に1度外壁塗装をし直しましょう。新しい塗料の良さを実感してみたい方にはラジカル塗料がおすすめです。

1-4.フッ素塗料

フッ素塗料は、耐用年数が非常に長いことで知られています。その年数はなんと15~20年もあるので、ウレタン塗料と比較すると外壁塗装の頻度は半分で済みます。5種類の中では2番目に高い価格の塗料ですが、メンテナンスの頻度を少なくしたいという方にフッ素塗料はおすすめです。

1-5.無機塗料

無機塗料とは、シリコン塗料やフッ素塗料をベースに無機質の材料を混ぜて作られたものです。ベースをシリコン塗料とフッ素塗料のどちらにしたのか、どれくらいの配合で無機質を入れているのかによって耐用年数は異なりますが、ベースよりも長い耐用年数をもつことがほとんどです。なかには25年近い耐用年数の無機塗料もあります。5種類のなかで最も高価格な塗料ですが、より高性能なものをお求めになる方は信頼できる塗装専門店で相談してみるとよいでしょう。

2.塗料の耐用年数が経過していなくても外壁塗装が必要なケースとは?

耐用年数の長い塗料を選択すれば、外壁を塗装し直す頻度は減らすことができます。しかし、「ひび割れを見つけたケース」と「雨漏りがあったケース」は耐用年数が経過していなくても外壁塗装をやり直すことをおすすめします。程度によっては全体ではなくその部分だけの塗装ですむ場合がありますが、放置すればするほど外壁内部に雨水が浸水して腐食する原因となってしまいます。

2‐1.ひび割れを見つけたケース

地震大国である日本では、たとえメンテナンスをしっかりしていても住宅が何度も揺れを受け止めているうちに外壁にひび割れが入ってしまいます。髪の毛のようなとても細かいひび割れなら様子を見ていてもかまいませんが、はっきりと隙間が空いたひび割れを見つけたら放置するのは厳禁です。ひび割れから雨水が外壁内部に浸水して断熱材や木材にカビが生えると、どんどん周辺に広がっていきます。こうなってしまった場合は、早めに外壁塗装をし直すことをおすすめします。

2-2.雨漏りがあったケース

雨漏りしているということは、外壁の役目を果たせなくなっているということです。雨漏りというと屋根から起こるイメージが強いかもしれません。しかし、窓やベランダの取り付け部分が変色したりはがれたりしていたら、外壁の雨漏りが生じています。一度内部にまで浸水してしまうと症状は悪化するばかりなので、雨漏りを疑う変化を見つけたら塗装業者に相談してみましょう。

3.まとめ

外壁塗装の頻度は使用する塗料によって変わります。耐用年数と価格の低い順にウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料、無機塗料となります。価格は高くても耐用年数が長い塗料は、長期的に見ればメンテナンス費用が抑えられるので、よく検討して選ぶことがおすすめです。

ただし、外壁にひび割れや雨漏りを見つけたときは「耐用年数を過ぎていないから大丈夫」と放置してはいけません。外壁内部にそれ以上雨水が浸水しないうちに、塗装業者に相談して塗装してもらいましょう。

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