千葉市外壁塗装コラム

外壁塗装をDIYでは簡単に施工できない!その理由を詳しく解説

外壁塗装をDIYで実施しようと考えていませんか?塗装関係者や専門的な塗装用具をそろえたセミプロレベルの技術力があればできなくもありませんが、さまざまな問題があります。簡単そうに見える外壁塗装は奥が深く、キレイに塗る技術は一朝一夕では身に付きません。また、外壁塗装は危険がともなうこともあります。今回は外壁塗装について、DIYとの関係を中心に解説します。

1.外壁塗装をDIYで行うとリスクが多い

外壁塗装はDIY(do-it-yourself)可能です。しかし、リスクやデメリットが多くあります。まず、外壁塗装は高所作業が多くなるのです。2階やそれ以上の階の外壁塗装は高所作業で危険がともないます。基本的に外壁塗装は、生命の危険があるのでDIYは避けるべきです。

1-1.プロの塗装業者は安全に最大限配慮している

プロの塗装技術者は高所作業主任者の教育を受けた作業者か、その指導の元で高所の塗装作業を行っています。また、プロの塗装作業者は、高所の塗装作業を行う場合は足場を組んで塗装作業を行います。

仮に、DIYで足場を組むとなると、安全確保のための足場と飛散防止ネットが必要です。両方を30日間レンタルすると、それだけで20万円ほどはかかります。決して安い価格ではありません。それでも、外壁塗装を行う場合の手順を次章で紹介します。

2.外壁塗装の手順

前章で解説したような危険を避けて、低い場所など塗装できる部分もあります。塗装業者によって塗装手順に違いはありますが、大まかな塗装作業の流れはほぼ同様です。この章では、DIYで外壁塗装を行う場合、良い塗装状態のために行うべき手順を紹介します。

2-1.洗浄

洗浄は大変重要な工程です。塗装する箇所の汚れをブラシで落としたり、高圧洗浄機があれば、使用して汚れを落としたりします。外壁には時間の経過で汚れやほこりが付着し、カビや苔が発生していることもあるのです。カビや苔は中性洗剤を使って、ブラシでこすって水で洗い落としましょう。また、洗浄後は十分に乾燥させることが大切です。

2-2.養生

塗装しない箇所を養生シートなどでカバーし、塗料が飛び散るのを防ぎましょう。住宅の窓や、マイカーなどを保護するために養生は必要です。また、隣の住宅の外壁や窓などに塗料が飛んでいかないよう、養生は重要な役割を果たします。

2-3.下地処理

外壁にヒビや穴などの傷があれば、コーキング材で補修します。ヒビや穴は、そこから雨水が内部に浸透し、住宅の劣化を早めるのです。それだけ、塗装前の下地処理は重要です。ヒビや穴などをコーキング材で埋めて、サンドペーパーで表面を平らに整えましょう。

2-4.下塗り

下塗り塗料は、外壁と上塗り塗料の密着性を高め、上塗り塗料が外壁へ浸透することを止める役割もあります。また、下塗りをおろそかにすると、上に塗った塗料が剥がれやすい外壁になってしまうため、下塗りをしっかりと塗装しましょう。広い壁面はローラーを使い、角などの細かな部分はハケを使うとキレイに塗装できます。

2-5.上塗り

下塗りが乾いたら、同じ塗料で上塗りを2回行います。上塗りを2回することで、塗装面が厚くなり耐用年数も長くなるのです。また見た目もキレイに仕上がり、耐用年数も長くなります。外壁塗装の上塗りは2回以上行いましょう。

3.外壁塗装をDIYで行う際のデメリット

屋根塗装は高所作業の危険性のみならず、他にもデメリットがあります。実際に外壁塗装をDIYで行って初めて気が付くデメリットもあるのです。そのようなデメリットを以下で詳しく紹介します。

3-1.塗装工事が長くなりがち

一般的にDIYは工事期間が長くなります。段取りもスムーズに進まず、道具も十分ではないうえに、塗装作業に慣れていないこともありますが、丁寧に行えば行うほど時間はかかります。

3-2.費用が高くなることもある

経済面を考えてDIYで外壁塗装を行おうとしても、決して安くないのです。足場を組み、新たに塗装用具を購入するなど、意外と費用はかかります。また、塗料を過剰に購入したり、足場用具などを購入したりすると、それらを保管するスペースと費用もかかってきます。

3-3.外壁塗装の耐久性が低下するケースもある

DIYで外壁塗装を行った場合、しっかりと塗装したはずですが、経験が少ない素人の場合、完璧に塗装されていないことがあります。とくに、下地処理が完璧でなかったり、下塗りが十分に乾いていないまま上塗りをしたりして、各工程が正確に工事されないこともありえるのです。その結果、外壁塗装の耐久性が低下します。

4.まとめ

DIYで外壁塗装を行う場合の注意点や危険な点、デメリットを紹介しました。DIYで外壁塗装をする場合は、高所ではなく限定的な場所だけで行うのがおすすめです。また、DIYで外壁塗装する場合、はしごや脚立を使って塗装作業を行うケースもあります。その場合でも安全対策が不十分になりがちです。やはり、外壁塗装は専門の業者に依頼することが、結果としてよい塗装につながります。

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