千葉市外壁塗装コラム

外壁塗装中や塗装後に家の中が臭い!その対処について解説

外壁塗装をするときには、塗料の臭いが家の中まで入り込み、気になる方が多くいます。また、我が家の外壁塗装中の臭いが近所に迷惑をかけているのではないかと、不安を感じている方も多いようです。外壁塗装中の臭いはさまざまな問題を含んでいます。今回は、外壁塗装の臭いの原因や、対処方法などについて詳しく紹介します。

1.外壁塗装の有機溶剤は家の中も臭い

外壁塗装で使用される塗料の多くは、油性塗料で溶剤に有機溶剤を使用しているケースが大部分です。有機溶剤はシンナーが使用されることが多く、外壁塗装中の臭いはシンナーに起因しています。それでもシンナーが使用されるのは、塗料の防水性を高めたり、塗料の乾燥を早めたりする効果があるからです。

また、サビが出にくくなることで外壁塗装だけでなく、屋根の塗装にも使用されます。ただし、シンナーを長時間吸引すると健康に悪影響が出て、吐き気・目眩・頭痛・目や喉などの粘膜の不快感というような症状が現れます。

1-1.臭いのは中塗り・上塗り・乾燥の3日間

一般的な外壁塗装の作業は下塗り・中塗り・上塗りの三段階に分けられます。この中で、シンナーを多く使用するのは、中塗りと上塗りの工程です。そのため、中塗りと上塗りの作業日と、乾燥に要する3日間がシンナーの臭いが強くなる可能性が高くなるのです。そこで、この3日間を重点的に対策することで、家の中まで臭い状態から解放される可能性が高くなります。次章で臭い問題の具体的な解決対策を紹介します。

2.家の中まで臭い問題解決の具体策

外壁塗装ではとくに臭いの強い3日間に、さまざまな対策を講じても、家の中の臭いがゼロになることは、かなり難しいです。しかし、臭い対策を立てるだけで、家の中で感じる程度が大きく低減されます。以下で、具体的な対策方法を紹介します。

2-1.水性塗料を使用する

外壁塗装の臭いは有機溶剤・シンナーが原因だけに、水性塗料を使って臭いを少なくすることができます。水溶性の塗料は基本的にほぼ溶剤を含みません。そのため、油性に比べると臭いは軽減されます。ただし、塗装後の塗膜の耐久性は油性の塗料に比べ劣ります。

2-2.換気に配慮して塗装してもらう

外壁塗装では窓を養生することが多く、窓を開けられなくなります。しかし、窓を開けることが可能になる、養生方法もあるのです。窓を開けられるように養生しておいて、塗装する外壁の場所を移動していくと、家の中に臭いがこもることを軽減できます。

2-3.塗装中消臭作用マスクを着用する

市販されているマスクの中に、臭いを吸着する活性炭入りフィルターを備えているタイプがあります。ホームセンターなどで手軽に入手可能です。さらに防毒マスクもあり、人体に有害な成分を除去します。有害成分と同時に、嫌な臭いもかなり取り除いてくれる効果が期待でき、外壁塗装中に装着することで臭い対策になります。

2-4.塗装作業中外出する

個人差はありますが、どうしても外壁塗装中の臭いに耐えきれないという方もいます。そのような場合は、外出する方法がおすすめです。作業中は外出し、外壁塗装の作業が終わる頃に帰宅すれば、家の中の臭いが強い時間帯は避けられます。ただし、外出中は留守になることもあり、信頼できる塗装業者に塗装を依頼することが大切です。外壁塗装を依頼する際に、自分がいないときでもきちんと外壁作業を行う塗装業者を選びましょう。

3.外壁塗装のシンナーは身体に良くない

この章ではあらためて、シンナーの危険性について紹介します。シンナーは揮発性が高く油に溶けやすい性質を持っています。それだけに、人間の体内に容易に溶け込み、脳まで到達するのです。シンナーを長時間吸い続けると、中枢神経系が麻痺して、さまざまな症状が起こります。具体的には、吐き気や目眩や呼吸困難にシックハウス症候群など、シンナーによる人体への悪影響は無視できません。外装塗装の臭いには気を付ける必要があります。

3-1.乳幼児への影響

身体が大きい成人でも、外壁塗装のシンナーの臭いは、気になってしょうがない方がいます。当然、身体が小さくて、臭いに敏感な乳幼児は塗料の臭いの悪影響を受けやすいと考えられます。ペットについても、嗅覚は人間よりも敏感なだけに、良くない状況であると考えられます。

3-2.特殊健康診断が求められている

厚生労働省は、有機溶剤など油性塗料を扱う作業は細心の注意を払うことを求めています。安全が確保される労働の環境も必要です。さらに特殊健康診断・作業環境測定・蒸気の発散源対策・作業責任者の専任なども義務付けられています。

3-3.ご近所対策も重要

外装塗装の臭いは近隣の家にも届きます。当然ですがトラブルにならないよう、工事を始める前に、業者と一緒にご近所に挨拶をしておきましょう。そのときに、塗装日程や臭いが発生する期間を連絡しておくことです。とくに、臭いに敏感な方や健康上の問題を抱えている方がいるお宅には、細かく情報を知らせておきましょう。

4.まとめ

以上、外壁塗装の家の中まで侵入してくる臭いについて、原因や対策について紹介しました。最近は環境にやさしい塗料が使用され、健康被害は少ないとされています。しかし、個人差はあるもので、外壁塗装の臭いが、どうしても耐えられない方もいます。紹介した臭い対策で、嫌な臭いを軽減する対策を取りましょう。

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