千葉市外壁塗装コラム

外壁塗装には「艶あり」と「艶なし」がある!両者の特徴を解説

外壁塗装などに使われる塗料は、「艶(つや)あり」「艶(つや)なし」があります。太陽光が当たると反射する外壁は、大部分が艶ありの塗料が使われています。艶なしは和風旅館や料亭などの建物に使用されています。このように外壁塗装は、色選びだけでなく、艶あり、艶なしの塗料も選べるのです。今回は外壁塗装の「艶あり」「艶なし」について、その特徴にメリットやデメリットなど、詳しく解説していきます。

1.外壁塗装には艶ありと艶なしがある

外壁塗装で艶といえば、ピカピカと光沢が出て、輝く塗装が「艶あり」です。一方、光沢がなく、素材の質感が現れる塗料が「艶なし」になります。この両者は、外壁塗装を行う際に、カラーと同じように選べます。

1-1.外壁塗装の艶の段階

塗料の艶の度合いは、60度の角度から太陽光が壁に100%当たり、何%の光が反射して反対側に届くかによって、値が決まります。光の反射率で表すと、艶消しは5%以下の数値です。3分艶は10%以上20%以下になり、5分艶は30%以上40%以下、7分艶は55%以上65%以下で、艶有りは70%以上となります。この数値は絶対値ではなく目安といえます。

1-2.一般的に艶は5段階ある

上記の数値をもとに、塗料の艶には、艶消し(艶なし)・3分艶・5分艶・7分艶・艶有りの5段階があります。一番光沢度が高いものが「艶あり」です。もっとも艶がないのが「艶消し(艶なし)」になります。3分艶、5分艶、7分艶とアップするにつれて、光沢度が上がっていくのです。

艶の段階・グレードについては明確な基準はありません。だいたいの目安は存在していて、艶ありの光沢度は70以上とされ、艶なしは光沢度が5以下です。3分・5分・7分の艶は、両者の間の数値を区切った値です。光の反射率がベース数字になっています。

1-3.艶ありは洋風家屋・艶なしは和風家屋に合う

あくまで一般的な見解ですが、洋風の家には艶ありが似合うといわれます。洋風の家の場合は、欧米の住居のように、光ってみえてもそれほど違和感はなく、少し派手にみえるくらいのほうが似合うという方もいるほどです。

一方で、和風の家は艶なしが似合います。和風の家は従来の日本家屋の伝統で、重厚さや落ち着きが求められます。そこで、外壁塗装も艶なしの、シックで渋めな色調のほうが、建物も映えるのです。次章以下で、艶ありと艶なしの各塗料について紹介します。

2.艶ありの外壁塗装とは

艶あり塗料は、ツルツルとした仕上がりです。表面がツルツルしていることで、汚れが付着しにくいのです。外壁に汚れが付着すると、汚れに含まれる水分や湿気も付着している状態になり、塗膜を劣化させる原因になります。汚れが付着しにくい艶ありの外壁塗装は、汚れが付かないだけ、艶なしに比べて耐久性が良くなります。

もう少し詳しくいうと、艶なしは通常の塗料に艶消し剤を混ぜます。そのため、何も混ぜていない塗料よりも耐久性が短くなる傾向です。このように、単純に耐久性だけを求めるのであれば、艶なしよりも艶ありを選ぶことがおすすめです。また、艶ありのほうが撥水性も高く、汚れにくいためにカビやコケなども発生しにくい傾向がみられます。

2-1.塗装した艶は永久ではない

外壁塗装の艶も経年劣化します。建物が立っている環境で、劣化の期間は変わってきますが、一般的に艶の寿命は約3年といわれます。3年経過して艶がゼロになるわけではありませんが、塗装当初に比べると艶の劣化は否めません。

3.艶なしの外壁塗装とは

艶なしはマット仕上げとも言われ、新築時や外壁を塗り替えたときの、顕著な光沢を抑えられます。このように艶なし塗料は、素材が活きるナチュラルな印象に仕上がるという点が人気です。艶ありの外壁の場合、太陽光の反射でピカピカと輝いてみえることを嫌う方もいます。その点、艶なし塗料を使うと、太陽光が乱反射して、外壁のピカピカが抑えられるのです。

3-1.艶なしは和風家屋に合う

艶なし塗装で使用される塗料は、大部分が艶あり塗料に艶消し材を調合して、塗膜の光沢を抑えています。そのため。塗装後に光沢がないマットな質感になり、柔らかい雰囲気になる場合もあります。また、最初から艶・光沢がないだけに、経年劣化による変化は少なくなります。そのような特徴から、木材や石材などを活かす和風の住宅にマッチするのです。

3-2.艶なしは耐用年数が短い

艶なしは表面に微小な凹凸があり、そこに汚れが溜まりやすく、汚れが付きやすいうえに、耐候性も弱くなります。そのため、耐用年数も短くなるのです。また、好みもありますが、全体的に塗装の仕上がりが地味と感じる方もいます。ただし、最近は艶なし塗料にも、耐久性が優れた塗料も開発され、販売されています。塗料の艶に詳しい塗装業者とよく相談して、外壁に最適となる塗料を選ぶことをおすすめします。

4.まとめ

以上、外壁塗装で艶ありと艶なしの塗装について、それぞれの特徴を紹介しました。艶なしは艶感を抑え、素材の良さが出るマットな仕上がりになります。一方、艶ありは塗りたてのピカピカな光沢感を感じられます。外壁塗装する住居の特徴や、艶の有り無しの活かし方を熟慮して、合うタイプを選びましょう。

千葉市やその周辺には優良な外壁塗装業者が多数あります。外壁の艶出し塗装も艶なし塗装も対応してもらえます。ぜひ当サイトを参考に検討してみてください。

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