千葉市外壁塗装コラム

外壁を塗装するための3つの方法と気を付けたいこととは?

外壁塗装の方法には「刷毛塗り」「ローラー塗り」「吹き付け」の3種類があり、塗装方法によって適している場所が異なります。また、塗装後の仕上がりにも差があります。この記事ではそれぞれの方法の違いについて解説し、外壁塗装をする際に気を付けたいことについても合わせてご紹介します。

1.外壁塗装の方法とは?

外壁塗装は、なぜ定期的に行わなければならないのでしょうか。その答えは、塗装は雨水の浸水や紫外線による劣化から外壁を守るために欠かせないものだからです。なかには塗装が不要なタイル式の外壁もありますが、一般的な外壁は塗装によって表面に被膜を作ることで耐久性や防汚性を高めています。また、塗装すれば新築の頃のような美しい外観を取り戻すことができ、住んでいる方の気持ちまで明るくなります。

そんな外壁塗装の方法には、「刷毛塗り工法」「ローラー塗り工法」「吹き付け工法」の3種類があります。それぞれどのような場所で用いるのに適しているのでしょうか。

1-1.刷毛塗り工法

刷毛塗り工法は、刷毛を使って塗装する方法です。ペンキ塗りをする時に刷毛を使ったことがある方がいるかもしれませんが、その刷毛を塗装に使用します。刷毛は、小さな筆のようにプラスチックや木でできた柄の先にたくさんの毛が取り付けられています。外壁塗装の場合、その時に使用する塗料によって毛や毛と柄を接合する接着剤が異なる刷毛を使い分けます。

刷毛塗りは手作業となるため、丁寧さが必要とされるような細かい場所に向いています。また、作業中にはほとんど音が立ちません。反対に、広い面積の場所に用いるのは時間がかかるうえにムラができてしまうので適していません。

刷毛塗り工法は細かい場所に向いているため、他の工法で塗装した後の仕上げの際にも役立ちます。塗装職人は仕上げの際に、遠目から見てムラがないかどうかと、至近距離で見て塗り残しがないかを確認します。刷毛で最後の調整を行い、どの角度から見ても美しい外観を作り出します。

1-2.ローラー塗り工法

ローラー塗り工法は、ローラーを使って塗装する方法です。ローラーとは柄の先に円筒形のものが取り付けられている道具で、その部分を回転させて使用します。幅の広いローラーを使えば、1度に広範囲の塗装が可能です。

このようにローラー塗りは、面積が広い部分に塗装するのに向いています。3種類の塗装方法のなかで一番一般的な工法で、外壁を塗り替える際には、まずローラー塗りから始めることがほとんどです。刷毛塗りと同じく、施工中の音はほとんどしません。

ローラー塗り工法では均一に塗料を塗り広げることができるので、ムラのない仕上がりにできます。しかし、ローラーは小回りが利かないので端の方や細かい部分はうまく塗ることができません。

1-3.吹き付け工法

吹き付け工法とは、塗料を噴射しながら外壁に吹き付けることができる「スプレーガン」という機械を使用する方法です。スプレーガンにもさまざまな種類がありますが、外壁塗装で使用されるものは500~1,000mlの塗料が入ります。そのため、広範囲の塗装があっという間に終わります。

スプレーガンで吹き付けをすると外壁に細かな凹凸が生まれ、立体的な質感が美しい仕上がりになります。また、短時間で広範囲の塗装ができるので人件費を抑えることができ、他の工法よりも低コストですむことが多いです。

ただし、スプレーガンを使用すると機械音が響きますし、塗料が飛散することがあります。そのため、隣との距離が密接な住宅には向きません。

2.外壁塗装で気を付けたいこととは?

外壁塗装を行う家に住んでいる人はあまり気にならなくても、近隣に住んでいる人は塗装のために必要な足場を組む音や、塗装している最中の音、塗料のニオイや飛散などに敏感なものです。そこで、外壁塗装をする日時が決まったら「事前に近隣に工事日程を伝える」「工事の時間帯に気を付ける」「塗料の飛散対策をする」の3点が大切です。

2‐1.近隣に事前に工事日程を伝える

いきなり外壁塗装を始めると、近隣の方が屋外に干している洗濯物に塗料のニオイが付着する可能性があります。反対の立場だったら、少し嫌な気分になってしまうでしょう。事前に外壁塗装の日程を近隣の方に伝えておくと、お互いに気持ち良く過ごすことが可能となります。

2-2.工事の時間帯に気を付ける

業者に依頼すれば、早朝や晩まで塗装することはまずありません。なぜなら、日中の常識的な時間帯に施工しなければ近隣の方の迷惑になってしまうからです。業者に依頼する際には、工事する時間帯をあらかじめ確認しておきましょう。

2‐3.塗料の飛散対策をする

とくに吹き付け工法では、霧状になった塗料が風に乗って周辺に飛散してしまいます。塗料は一度付着すると専用の溶剤がないと落とすことができません。トラブルになりかねないので、塗装を始める前に外壁の周囲に飛散対策用のシートを張り巡らし、近隣の外壁や車などに付着しないように十分気を付けましょう。

3.まとめ

外壁塗装には細かな場所や仕上げに用いる「刷毛塗り工法」、広範囲をムラなく塗れる最も一般的な「ローラー塗り工法」、スプレーガンを用いてあっという間に塗装できる「吹き付け工法」の3種類があります。塗装する外壁の面積や構造に合わせて使い分けましょう。

塗装の際には、近隣の方への配慮を忘れないことが大切です。事前に工事日程を伝えておき、工事の時間帯や塗料の飛散対策には十分に気を付けましょう。

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