外壁は、常に太陽光・風・雨・雪などにさらされながら私たちの暮らしを守るだけでなく、人目に触れるので、建物の美観を左右する重要な存在でもあります。
千葉市には台風も通りますが、屋外の塗料は傷みやすく、機能が低下したまま放置しておくと、雨漏りやカビ、室内の嫌な臭いの原因になってしまいます。
この記事では、大切な家の耐久性を維持し、美しく保つためにも知っていてほしい、外壁の塗り替え時期などについて説明しています。
1.外壁塗装が必要な時に現れる劣化症状4つ
外壁塗装の寿命は塗料の種類によって異なり、長くて10〜20年、短いと3〜4年となります。外壁の劣化は外観だけの問題ではなく、家を守る耐久性が低下した状態ですので軽視はできません。千葉市に住んでいる人に知っていてほしい、外壁に現れる主要な劣化症状を4つ説明します。
1.1.チョーキング現象
劣化現象の中でも特にわかりやすいのが「チョーキング現象」で、外壁を触ったときに壁の色と同じ粉が手につく状態のことです。
「チョーキング現象」は、紫外線や熱、風、雨水などが原因で塗装が劣化し、成分の顔料がチョークの粉のように表面に付着している状態で、防水効果が切れていることを表しますので、できるだけ早めに外壁を塗り替えなくてはなりません。
1.2.ひび割れ(クラック)
ひび割れは見た目だけでなく建物自体の強度低下にも繋がります。クラックは大きく分けて二つあり、一つは塗膜に発生するクラック、そしてもう一つは外壁材自体がひび割れてしまうクラックです。
特に幅0.3mmを超える大きさで外壁そのものに入っているひび割れは、塗膜表面のみのひび割れよりも深刻です。ご自宅に見られるクラックが「すぐに補修が必要なクラック」なのか「様子を見ても問題のないクラック」なのかを判断するのは難しいので、気になった時に千葉市で外壁塗装に対応できる業者などに点検を依頼しましょう。
1.3.雨漏り
雨漏りは屋根からと考えがちですが、実は原因が外壁にあるということも多いです。サッシからの雨漏り、サイディングの目地部分からの雨漏り、シーリング材の劣化による雨漏り、幕板からの雨漏り、外壁の傷や変形による雨漏りなど原因は様々ですが、室内に雨漏りが起きているということは外壁や屋根の構造になんらかの問題が起きているので、早めに補修しなければ内装材の傷みだけでなく構造材の劣化によって家の寿命を縮ませかねません。
しかしながら、外壁の雨漏りの原因を突き止めるのは難しいことなので、相談する際は、千葉市で外壁と雨漏りに関する施工実績や知識が多い、信頼のおける業者に依頼することをオススメします。
1.4.外壁の汚れ・コケ・カビ
外壁の素材に適さない方法で洗浄してしまうと傷をつけてしまい、外壁の寿命を短くしてしまうので、自分で外壁の掃除をする場合は適した洗浄方法で掃除をしましょう。
汚れが付着しやすくなったということは塗装の防水力など性能の低下が原因かもしれないので、外壁が汚れてきたと感じたら、千葉市エリアでの長年の施工実績がある業者を呼んで塗替えが必要な状態か点検してもらいましょう。
2.外壁塗装工事に適した時期と施工の流れについて
冬は気温が低くて塗装に向いていないのではと見当がつきますが、塗装工事の繁忙期はいつなのでしょうか。
ここでは、塗装工事の流れや工事にかかる期間などを説明していきます。
2.1.【千葉市民に知っていてほしい】外壁塗装工事に適したタイミング
- 外壁劣化のサインが出ている
- 築年数が10年以上経っている
- 春と秋
外壁劣化のサインは出ていませんか?じっくりと観察することが少なく気づきにくいですが、外壁は汚れていないように見えてもいつのまにか劣化し、傷んでいる可能性があります。
外壁塗装の寿命は塗料の種類によって異なりますので、塗装のタイミングを逃さないよう、できれば5年毎にプロに外壁の点検をしてもらうと安心です。
国土交通省の定める『公共建築工事標準仕様書』では、外壁を塗装できない環境として、「気温が5度以下のとき」、「湿度が85%以上のとき」などの条件を記載しています。
これに当てはまらない環境なら塗装を行うことは可能ですが、夏は台風やゲリラ豪雨などで工期が延びる可能性があり、冬は気温が上がりやすく晴れが続く日が少ないために不向きと考えられます。こういったことから春と秋は塗装工事がしやすい季節と言えます。
2.2.【千葉市民に知っていてほしい】外壁塗装工事の流れ
1.お問い合わせ→現地で建物診断→診断結果とお見積もりの提案
業者ごとに見積もりの計算方法や計算単価が違うので、相場を知るためにも3社以上の相見積もりをすることをオススメします。
2.色選択と工程確認→ご成約
専門的な知識を素人に分かりやすく説明できるなど、信頼できる会社を選んで契約しましょう。
3.近隣にご挨拶そして施工開始
業者さんも挨拶まわりを行ってくれますが、工事の一週間ほど前にご自身でもご近所に挨拶回りをしておくことが望ましいです。
4.仮設足場→高圧洗浄→劣化補修→養生→下地調整→塗装→点検と手直し
天気に恵まれ、順調に進めば足場の設置からおよそ10日間で塗装が完了します。
ご自身でも気になる箇所が見つかれば、担当者に伝えて対応してもらいましょう。
5.足場解体、整地等→お引渡し
問題がなければ足場の解体なども含めておよそ2週間で外壁塗装の工事が終わります。
6.アフターサポート 定期訪問
工事後、適切な時期に工事箇所の点検を実施し、工事した外壁の状況をチェックしてくれるアフターサービスがある業者を選ぶと安心です。
2.3.【千葉市民に知っていてほしい】外壁塗装の期間の目安
一般的に外壁塗装工期の目安は、 30坪前後の2階建て住宅の場合7~10日前後 ですが、休日が加算されるので、 2週間程度は見込んでおくのが無難です。さらに雨や台風、日照時間の短さなどが原因で塗料が乾かない場合などは日数が延びることもあります。ご近所にご挨拶周りをする際、工期を短く伝えないように注意しましょう。
3.まとめ
自然の力はわたしたちが考えているよりも強く、外壁を傷める原因となっています。
定期的なメンテナンスで早めのチェックをすることは、外壁だけでなく家の寿命も延ばすことに繋がります。
できれば業者の繁忙期と被らない、冬や夏から建物診断などを始めておくと、業者の対応にもゆとりがあり、こちらも焦ることなくゆっくり外壁塗装プランを練ることができます。
外壁のメンテナンスに早すぎることはないので、まずは千葉市で外壁塗装に対応できる業者に外壁のチェックをしてもらいましょう。